ヨーロッパ退屈日記

ヨーロッパ退屈日記 (新潮文庫)

ヨーロッパ退屈日記 (新潮文庫)

”映画監督”伊丹十三しか知りませんでしたが、そもそも役者をやっていたのですね。しかも往年のハリウッドスター達と普通に仕事をしていたのだとはスケールが違います。この本はそんな中で書かれたエッセーですが、趣味の良さと美意識の鋭さが軽快な文章の中にちりばめられています。しかも20代でここまでいろんなこだわりと経験を持てるとは!まぁでもこの本を読んで感心する人と逆に好まない人と分かれそうな気がします。Middle Classの方には勧めません。