はじめたばかりの浄土真宗

はじめたばかりの浄土真宗 (インターネット持仏堂 2)

はじめたばかりの浄土真宗 (インターネット持仏堂 2)

「いきなりはじめる浄土真宗」の後編です。内容は更にヒートアップ、倫理と宗教の話から善の定義までなかなか難しい話が展開していきます。度々この本に出てきますが仏教とは、その教義を相対化して眺め再構築を行うという行程を何度も繰り返すうちに様々な宗派が生まれて来たと。そして真宗はその先鋭にあたると。ここ何百年かの仏教の停滞がもしその相対化の極みだとしたならば、西洋哲学において相対化という考えが備わった構造主義という考え方は西洋哲学の終着駅になってしまうのでは?とふと思ってしまいました。哲学の黄昏が訪れるのでしょうか?