自分の仕事をつくる

自分の仕事をつくる

自分の仕事をつくる

”クリエイター”とされる人々を中心に仕事とその生き方というものを探った一冊です。著者の主張するところは理解出来るのですが、その中に”経済的観念”というものが全くない所が気になります。手間と労力がかかった仕事は、確かに素晴らしいですが当然値が張ります。世の中そのようなものに囲まれて生活出来る人は極稀で、コモディティーがなければ多くの人は日々の生活にすら困ります。飢えや貧困がなく、物質的に飽和しているからこそ言える贅沢さだという気がいたします。