2005-11-30 アンダ−グラウンド 書評 アンダ-グラウンド作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 1997/03/13メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (41件) を見るあれからもう10年です。加害者のオームに対して、”通行人A”と言った役割しか与えられてなかった被害者の人々が、それぞれ人生があり、物語があったということを、筆者の洞察と共に浮かび上がらしてくれます。そして、あの事件がとても不条理な出来事であったということも。 でも最後に亡くなった方の遺族のインタビューを載せるのは反則ですよ。泣けてきます。