テクノロジストの条件

テクノロジストの条件 (はじめて読むドラッカー (技術編))

テクノロジストの条件 (はじめて読むドラッカー (技術編))

昨年末、亡くなられて以来一冊読んでおこうと思っておりました。もう既にいくつか読んでいたので、何か特別なものをと探していたところ、この本を見つけました。

なんせ「テクノロジスト」って言葉に惹かれました。やっぱり自分が寄って立つ場所はこの言葉にあると常々思っているので、ドラッガー先生のおっしゃる条件とはいかなる所にあるんでしょうかとまるで神のお告げを聞くみたいに読んでおりました。しかしこの「テクノロジスト」という言葉は単なる「技術者」という意味ではなく「知識労働者」と風に捉えるのがしっくりくる。つまりこの本の要諦は、技術の知識化である。そして未来は知識のマネジメントに依存する。

ドラッガーの本は常にこういった力強い断定調が多いですね。ちょいと真似してみました。そこが素敵なんです。この先に来るであろう将来をこの力強い断定調で語る所が。歴史を俯瞰し、様々な分野の学問に精通されているからこそここまで言い切れるのでしょう。この様な本を読むと、ドラッガー先生が言う所の「知識労働者」への憧れと、自分がそうありたいという気持ちがますます強くなっていきます。