破天

破天 (光文社新書)

破天 (光文社新書)

これは本当に破天荒です。なんだか、同じ時代に生きている人の物語とはとても思えないのですが、でも事実のお話なんですよね。

インドという10億もの人々が住まう国で、仏教を広めている一人の日本人の生き様を描いた一冊です。インドにはもはや仏教徒はいないものだと思ってました。それを彼の活躍でここまで(1億5千万!!)増やすとは。そして、布教のためにカースト制度に凝り固まったインド社会と政界に殴りこみをかけます。正に驚愕です。素晴らしくパワフル。こんな人生があったのかというくらいです。たぶんこの方、日本にいたらエネルギーのやり場に困ってたでしょう。かの地インドだからこそ、有効活用出来たのでしょう。

本書も上下2段組の600ページとこれまたパワフルながら、そのパワーをもらって一気に読むことが出来ました。一回インド行ってお会いしたいものです。やっぱり仏教はいいですね。いずれ本格的に勉強したいものです。