天使と悪魔

天使と悪魔(上)

天使と悪魔(上)

天使と悪魔(下)

天使と悪魔(下)

ダ・ヴィンチ・コード」のダン・ブラウン氏の著作。映画公開ということで本の方を先に読んでみました。実は「ダ・ヴィンチ・コード」よりも前の作品らしいので、あれほど面白くはないだろうなぁってたかをくくってたけどぐぐっと読ませる力はそれ以上かもしれない。

主人公は同じ人なんだけど、作品間の関連はなさそう。事実とフィクションを華麗に織り交ぜ、どこからが本当でどこからが作り話か境界線が本当にわからない。

バチカンやセルンと実在の場所を舞台にして、その詳細な描写は実際に行ったことがなくても目に浮かぶようです。イルミナティへのルートについても、そんな目印実際にあるのかな?着想豊かで、トリックも秀逸!面白い♪

あとがきにも書かれてますが、正にあっという間に読み終えてしまいました。最後の方はどんでん返しの連続で、結末については賛否両論あるでしょうね。普通にハッピーエンドにしても良かったんじゃないかなって思えますよ。

科学と宗教についての論争は読み応えありますね。ひょっとしたら永遠のテーマかもしれない。そんな深い内容も含みつつ一気に読み終えさせてしまうところが凄いところです。

映画もどんな映画に仕上がってるのでしょうか。次の作品にも期待ですね。