断捨離

新・片づけ術「断捨離」

新・片づけ術「断捨離」

猫も杓子もすっかり定着した観のある断捨離ですが、その原本を今更読んでみました。

なんというか、メソッドとして上手くまとまっているんですよね。そしてインパクトのあるダンシャリという言葉が耳に残る。言葉は禅から来てる訳で、なんとなく有難く、今時風に言えばスピリチュアル的に良さそうに思えてきます。これはマーケティングの勝利でしょうか。

確かに資本主義全盛の今、モノはいらなくても注意していなければあっという間に周りに溢れ返ってしまいます。まずはそれを「断」するのがまず第一歩なのですね。そして、モノの流れを一旦断った後に、身の周りの整理を行う「捨」。最後にその過程を通して身に付ける執着からの「離」。これですね。皆さん、執着が凄いんですよ。これがあるから人生が重たくなる。身動きが取れなくなる。

今思えば一人暮らしを始めた際に断捨離しました。一人暮らしのアパートには必要最小限のものしか置かない。すごく快適。片付けも楽。正に執着がなく、身軽で、新生活を始めるのには最高の環境だったと思えます。たぶんそれまでの人生、生活をその時点で断捨離出来たからこそ、今の自分があるのかもしれません。それ以降、比較的モノに執着しないで、溜めずにすぐ捨てる生活が実現出来ています。

そんな訳で、ワタクシは断捨離という言葉が流行る前から実践出来ていたので、それほど新鮮味はなかったですね。理論的に証明されたとでも言うべきでしょうか。それにしても断捨離とは、上手い言葉を拾ってきたもんです。