日経平均を捨てて、この日本株を買いなさい。

まぁすごいタイトルですが、なんとなく気になって読んでみました。そしたら筆者はあの「スリッパの法則」の著者だったのですね。ならば意外と信頼性が増すというものです。

本書はまず、日本のマーケットにおいてのパッシブ運用を批判しています。確かに日本全体の景気がよくならない以上日経平均が上がるわけがありません。っていうか私もN社が出している日経平均ETF保有しているのですが、日経平均以上に下がり、日経平均以上に上がらないパフォーマンスにかなりゲンナリしています。まぁ所詮運用能力がないということでしょう。パッシブですら。

で、そんな中でも上がってる株式というのはあるということです。それもなんと上場している株式の6割。大型株はダメで、基本的に中小型株ですね。そりゃ大型株を対象としている日経平均のパフォーマンスが悪いというのもうなずけます。

これからは上がった株をつらつらと紹介しつつ、最後は自分の投信を紹介するというポジショントークです。なんと印税もらって、自分の投信のパンフレットとして活用してしまうという一石二鳥な本でした。まぁたいていこういう本読んで、その通りにして上手くいった試しがない塩漬け株フォルダーがこういう本を読むのですよ。また騙されるところだった。でも22年勝ち残ってるって言ってるしなあ・・・