- 作者: タイラー・コーエン,久保恵美子
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2011/07/21
- メディア: 単行本
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本書は自閉症的思考が今後の世の中で重要となってくるだろうという考えをもとに、いろんな観点から検証を行っています。特にネット時代になって、我々の生活様式がますます自閉症的になりつつあるという点について。
自閉症というのは、分類好きでありそれを体系化させる力に秀でているが(自分の興味が湧く範囲内だけだが)その場合の集中力が凄まじい反面、社会生活には順応出来ない人が多いみたいです。アスペルガー症候群もこれに含まれるようですけど、正直余りプラスイメージがないですね。だからこのタイトルを付けたのかもしれませんが。
アメリカ社会において、このような方々が実は力を発揮しているのではと前から感じていましたが、日本ではそういった分類の人は少ないように感じます。(本書ではオタク文化がそれに類すると書かれているけどもちょっと違うような。。。)
結論としては、今後自閉症的モノの考え方が重要になってきますよといった感じであまり面白みのないものでした。まだちょっと本として出版するには、論理的にまとまっていない印象を受けました。