メイカーズ

MAKERS 21世紀の産業革命が始まる

MAKERS 21世紀の産業革命が始まる

ようやく読みました。去年ぐらいから(自分の中では)気になっていたメイカーズムーブメント。その伝道者として名高いクリス・アンダーソン氏の著作は久しぶりに興奮する一冊でした。本書で紹介されているムーブメントを簡単に記載すると以下の通りになります。

・レゴのマインドストームやアダフルートのアルドィーノキットの誕生。
3Dプリンターやレーザーカッター、CNC装置などの機器の発達と、それに伴い個人での所有や近所でDIYサービスの利用が可能となる。
・デザインフォーマットが標準化されたことによって、データをどこへでも送付出来、それを元にして、どこの工場でも生産が可能となる。
オープンソース宜しく、製品のデザインや機能などをWebで公開して誰でも手を加えられるようになる。

結局何が興味深いかというと、今までは大企業のみしか手が届かなかった製品を作るという営みが個人ベースでも可能となってきたということでしょう。アイディアがあって、それをデザイン出来れば、後は個人で試作するのも簡単だし、中国などへ送って大量生産してもらうのも簡単。ITが起こした革命がようやく実際の”モノ”レベルまで波及してきたのが本書の重要なポイントです。

本当にこういう本を読んでいると、自分でも何かやってみたくなって空想が妄想となっていろんな方面へ飛んで面白いです。あんなこととかこんなこととかいろいろやってみたくなります。もうちょっと経過観察して、自分が何が出来るか、やりたいか見極めて参加してみたいと思います。