ファスト＆スロー下

ファスト＆スロー　（下）

下巻です。下巻ともなるとだんだんと専門的なお話が多くなります。たぶん過去の論文なんかを下敷きとして書いているんでしょうね。結構細かい定義を置いた上での展開が多いので、通勤時間などの疲れた頭で読むには少々大変でした。結局のところ流し読みをしてしまってます。それを含めてもなんだか結論が曖昧な感じがして、若干消化不良です。人間が経済学で仮定しているような合理的エコンでないのはわかりました。で、それでその後の展開がイマイチ発展性が感じられないのです。「へ〜、そうなのか。そうなのかもね」で終わってしまう感じですね。なんなんだろう、この消化不良な感じは。

その中で、ちょっと心に残ったフレーズというのは「生活満足度と幸福感は別物」だということですかね。そうなのか。忘れてしまっては、日々の満足度などナンセンスなのか。なんかもったいないですね。