- 作者: 百枝義雄
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2012/07/14
- メディア: 新書
- この商品を含むブログを見る
モンテッソーリ教育の考え方については、たまにどこかの育児書とかで見聞きしたりしていました。本書では、育児の目的を「幸せな大人」になるために支援することと定義してます。あまり考えたこともなかったですが、とっても素敵ですね。幸せは自分でなるものです。それは自分で切り開くしかない。だけれども、大人はそのための支援を惜しまずにやってあげれるのです。モンテッソーリ教育でも子供はしかるべき時に、成長していくものであって、タイミングは個々によって異なる。大人はその手助けをすればよいということです。その手助けとはその成長を促す環境を整えたり、模範となるようにしたりすることだそうです。
基本的な考え方はとても同意です。あまりあれこれ押し付けたりしないで、自分から出来るようになった時にさせてあげれば良いのかなと思います。そのための手助けをきちんと行っていきたい。他の子の成長と比較して右往左往しないで。なかなか難しいことかもしれませんけどね。やっぱり成長が早いとうれしいし、安心するものなので。でも例えば小学校に入るまでに学ぶことって、大抵遅かれ早かれみんな出来ることなんですよね。おむつが取れることに始まり、自転車に乗れるだとか、読み書き数字の認識が出来ることなどは。
本書では、仕事上必要なマネジメント能力を子育てに応用しましょうということが、父親の務めとして度々出てきます。特に部下を育てる際の対応について、そのまま育児にも応用しましょうということです。マネジメントするポジションになれるには、それなりの年齢がかかるので、育児経験する世代にはまだ早い話な気もいたしますが。。。