- 作者: ディミトリ・マークス,ポール・ブラウン,馬渕邦美,小林啓倫
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2013/02/28
- メディア: 単行本
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著者は世界的な広告企業であるオグルビィ社の一員として、企業内に埋まっているデータをどのように活用すれば、有効なマーティング活動が出来るかどうかを提案してきました。その経験を本書に著しているのですが、個人的に感動したのが今までになかった手法を自ら編み出し、新しく有効的なマーケティング活動の形として企業側に提案しきっているところです。
現在企業にあるデータは、活用されずに埋もれている訳で、これを活用出来るというのは正に宝を創出する活動に他なりません。その上でWebの世界も広告の一つの手段として捉えており、TVなどの既存の広告手段と併せて比較判断しているのも偏りがなくて興味深いです。ただし、やはりデータの取得のし易さで言えば、Webの世界が断然すぐれているといえるのですが。
私が知っている限り、最近のデータサイエンティストに関する流行の最も先駆けとなるのは本書であると認識しています。私の会社でも専門チームを作って営業に出かけてますが、なかなか実績には結びついていないみたいです。流行っているけれども、なかなかまだそのキャズムを乗り越えていけていないところが現実でしょうか。この技術がもバズワーズで終わらないためにも、今一歩分析が必要なのかもしれません。