幼年期の終わり

幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)

幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)

その昔、TMNetworkというグループの曲で「Childhood's End」というアルバムがありました。結構好きなアルバムだったのですが、後になってそのタイトルがSF小説から取られたというのを知りました。それが本書です。

アーサー・C・クラークの本は昔父親が好きで読んだことはあるのですが、SF小説はあまり好きではなかったので、なかなか手を出さずにいました。たまたま光文社の新訳で出ていることを知って読んでみました。関係ないですが、SF小説って最近流行ってるんですかね?科学技術というものにあまりロマンがなくなりつつあるような気がして、なかなか廃れつつあるような気がするんですが。

でも読んでみて、、、普通に面白かったですね。もう60年も前の本ですから、その時代のことを想定しながら読むととても想像力豊かだなぁと思ってしまいます。そして、幼年期ってそういうことだったのですか。読んでみて漸く最後の最後でわかりました。日本で言えばニュータイプのことですかね。ニュータイプって考えがこの本の影響からかも知れません。子どもから始まるという考え方が。