黒田如水

年末に時間があったので、AmazonKindleを試してみました。その中で選んだのが本書です。前から吉川英治氏の著作にも興味があったので丁度良い機会でした。後で気付きましたけど、今年の大河ドラマ黒田如水だったのですね。だからKindleでも人気あったのかな。元々は青空文庫に収録されていたものですね。

先にKindleの感想を言うととても良かったです。7インチタブレットはとても扱い易く、下手したら文庫本より軽くて読書するにはとてもお手軽で気に入りました。この後もいろいろこれで本を読んでいこうかなという気になります。問題点はまず価格。これも後で知りましたが、本の価格は所有権ではなく、レンタルライセンスみたいなものなんですね。AmazonKindleとか日本から撤退などとなったら、取得した本は読めない訳です。これで一割引ぐらいの値段はありませんね。それから漫画。普通に紙をスキャンしただけだろうと感じる程画質が悪くて、文字が読みにくいところもしばしば。これもちょっと買う気が萎えます。逆に雑誌なんかは、手軽に安く入手出来てちょうど良い媒体なんじゃないでしょうか。

で、長くなったけど黒田如水です。時代としては信長が播磨へ進出し始めた頃から始まって、播磨平定が終わった頃までです。なので肝心の秀吉の右手として活躍した時代にはほとんど触れていないのが残念なところです。でも逆に初期の頃、どのような経緯で秀吉に仕えるようになったか、その時代背景と共に知る事が出来てとても面白かったです。特にKindleを手にして、夜寝る前にあの時代へタイムスリップしたかのような時間が持てたことが何よりも楽しかったです。