サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な「答え」が出ている

タイトルに惹かれて読んでみました。著者は「統計学が最強の学問である」を書かれた方です。タイトル付けるの上手ですね。

本書では一般的なサラリーマンの悩みである、給料、貯蓄、出世、人間関係、成果、家庭について経済学や経営学、心理学、プロジェクトマネージメントなど様々な領域の学問を用いれば解決に導くことが出来ますよということを示しています。いろいろな分野で研究が進んでいるので、それを有効活用しない手はないですよね。しかも、相当広範囲な研究領域なので、よっぽど興味がある人ではないとこれらの学術的な結果にアクセス出来ることはないです。なので、こういうまとめ方は有意義だと思います。もっと言えばこれらの個々の話を踏まえて「サラリーマン講座」的なシリーズも開講可能かと思われます。大学出たって、世渡りの具体的な諸術を学んだ訳ではなく、基礎知識として知っておくととても良いと思われます。

まとめとか、参考図書とかも的確に付記されているのでそれぞれとても参考になります。まぁでも実際に応用するのはなかなか難しいんですけどね。