一流の育て方

一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる

一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる

タイトルは中々挑戦的ですが、中身はとても全うだと思います。親というのはみんな初めてやるのであり、しかも子供の個性というのは本当に千差万別で何が適した育て方なのか正しい答えはないように思えます。でも、そんな中でもベストプラクティスというのはあるのだと思います。それが本書に記されている。

もはや我々は単に「勉強ができる」だけでは人生を生きて行くのには不十分であることを認識しているのです。単に小学校の頃から塾に通わせ、有名私立へ押し込むだけでは先の人生に続かないのです。必要なことは本書の帯にも記されているように「やり抜く力」「自分で考える力」「知的好奇心」「自信」「学習習慣」であったりするのです。それらが身についていさえすれば、人生は自ずと開けていくのでしょう。

それらを身に付けさせるために、本書はいろんな示唆を与えてくれます。幼少期から、比較的上の年次に行っても有意な内容だと思います。もう2度読みましたが、今後も折に触れ、読み返して行きたいですね。