人生はカネじゃない

面白いという評判を聞いて読んでみたのですが、自分にはイマイチでした。別にホリエモンのことを嫌いというわけではないですが、やっぱりなんか違うんだよなぁという違和感は拭えないのです。なんというか、ルサンチマンというべきか、負の臭いが漂い過ぎていて重たいです。九州の田舎から出てきてコンプレックスとか強いのですかね。「人生はカネじゃない」って言ってるのにカネの話ばかりだし。やっぱり胡散臭い人達を招く臭気を発しているわけなんですよ。きっと頭も良いのだろうし、行動力もあって、かついろんな制度や常識の脇を突くのに長けているのでしょう。生き方は官僚と正反対だけれども、見ている先は一緒なのですよね。それを守る側と崩す側。まぁどっちもどっちですね。

そういう意味でホリエモンがイマイチなのは、結局制度を利用するのが上手なだけで、全くクリエーティブではない点なのだと感じます。なんかロケットとかやってますけど、本当にやりたいのか、なぜそんなものやってるのかとても不可解です。単にシリコンバレーの人達の後追いにしか見えません。しかも、個人でやってるってだけで単なるロケットです。着陸出来るとか、聞いてる限り新規性は全く感じません。そのうちハイパーループとかにも手出ししちゃうのでしょうか。それとも電気自動車か、空飛ぶ自動車でしょうか。

やっぱり自己顕示欲が強いだけなのか、言いたいことは理解出来るのですが、とても残念です。