ウィスキーの科学

科学というかは化学の本ですね。全編化学式が出てくるので、ちょっと端折って読んでしまいました。まぁ科学的に意味があるというのはよくわかりました。

ウィスキーが醸造、発酵、蒸留、貯蔵という過程において、それぞれ影響を受けることによって、この風味を産み出しているのがわかると思います。しかも絶妙なバランスが保たれていて、計算尽くでたどり着いたのかと思わんばかりの素晴らしいバランスに立脚しているわけです。

蒸留するポットの形だったり、樽で寝かしたり、その樽を焦がしたり、ブレンドしたり、様々な工程にはきちんと科学的な意味があったりするのですが、それらをまだ科学的バックボーンがない時代に産み出したことに驚くわけです。全てが合理的意味があったのです。よくこの製造法に辿り着いたものです。驚くとともに、感謝の念が沸き立つものです。今晩も美味しく頂きます。ありがたい。