田舎暮らしができる人 できない人

田舎暮らしができる人 できない人 (集英社新書)

田舎暮らしができる人 できない人 (集英社新書)

田舎暮らしに憧れ初めて早何年ではありますが、元はといえば玉村さんの本を読んだからかもしれません。やはり自分で土地を耕し、野菜を採って料理し、葡萄を収穫しワインを作るなんって素敵な話です。

そんな暮らしに憧れる人は多いようで、特に団塊世代が引退に入った頃に書かれたのが本書です。田舎暮らしができる人として、クラシックのコンサートに行った帰り、どこかでたまらなく一杯飲んで帰りたいような時に、カエルの大合唱の道をそれはそれとして楽しんで帰れるか、それとも受け止められないかという気持ちのようです。まぁなんかわかりますね。つまり都会生活からは離れているということを受け止めながら、田舎の良さを味わえる人なんだろうなと思います。果たして自分はどうでしょうね。人ごみに慣れすぎると、人恋しさとか感じてしまうかもしれません。

また本書では、田舎の人達との人間関係についても書かれています。それほど心配することもなく、普通に付き合えば良いと。それは玉村さんの人柄にも寄るんじゃなかろうかと思うのですが、ここのところの感じ方は人それぞれなのかもしれません。