男の子の学力の伸ばし方

 

男の子の学力の伸ばし方

男の子の学力の伸ばし方

 

 本書は「女の子の学力の伸ばし方」と対になるもので、男の子は男の子の伸ばし方があるのだという、違いを元にではその特徴と、その違いを元にした教育法を説明しています。学校ではあまり性差によって教育を分けたりしてないですし、特に昨今ジェンダー的には違いをなくして行こうという流れですが、脳みそや成長のスピードによって、そもそも男女が違うのであれば、それぞれに応じた教育があってしかるべきですね。だって違うんだもの仕方ないでしょう。

 

学力には、ベースとなる基礎的知識と、それを元に自分で考えられる力の2つがあると。まずは基礎的な知識を順に確実に抑えていって、そこから受験で必要となる考える力を育んでいくことが大切ということです。それを男の子にどうやって適用していくかの具体的なやり方が書かれてます。なるほどね。

 

年齢的には中学受験を開始する3、4年生ぐらいの親が読むとちょうど良いかもしれません。塾を主宰している人なので当然かもしれませんが、10歳ぐらいから学力に差がつき始めると本書でも主張されてます。確かにだんだん自分で出来ることも増え、一人で行動出来るようになってから、では勉強をどうやって進めていくかを検討していくのに必要な方針を立てるのに参考になると思います。自分の子供はまだそこまで大きくないので、また改めて読み直したいです。