なんともキャッチーなタイトルですが、本書はこのタイトルについて深く掘り下げているわけではなく、新しいライフスタイルの1例として出てくるだけです。なのでこのタイトルに期待して本書を読むと大半はナンジャコリャってことになってしまいます。
で、著者はそんな変な人かと思えばそんなことはなく、あの「下流社会」を著した方なんですね。きっと社会的な新しい潮流を探るのが好きなんでしょう。本書ではそんなキャッチーな新しいスタイルの事例が山盛りです。でもなんか色々あり過ぎて、著者が本書で何を伝えたいかは分からず仕舞いでした。なんか面白いことやってる人がいるよー的なノリですかね。一度しかない人生、こういうのも良いと思うのです。基本はクリエイティビティあってコミュニケーション能力の高い人達ばかりなんですけど。かつ斜め上に行っちゃってますね。
でもこういう時代の分析みたいなものは大事かも知れません。最近減ってきた感じはしますけど。自分なんかはなんとなく時代の波に飲まれて、今の立ち位置すらわからなくなっていますが。時代の定点分析結果として、後の時代への貴重な資料となる一冊かと思います。