発達障害って実際生きて行くの大変だと思います。整理するのが出来なかったり、時間守れなかったり、なんか色々忘れっぽかったり。実は僕も大人になるまでそういう傾向がありました。部屋は汚かったし、時間に遅れるのは毎度のこと。でもなぜか社会人生活を始めてからだんだんとマシになってきました。むしろ今度は逆に部屋はとても綺麗にしてなければ落ち着かなかったり、時間も約束より前に着いていることが当たり前に。なぜそういう変化が起きたのか自分でも不思議です。でも未だに会議とかで人の話が理解出来ないことがあったりします。他の人は理解出来ている雰囲気の中で。
で、病気として認定されるほどの方々は非常に苦労されると思います。特に社会人となれば生活に関わってくるわけです。著者もなんともハードな人生を送られていて、御愁傷様としか言いようがないのですが、著者が凄いところはきちんと「ハック」という形で自分の欠点をやり過ごす、補う手段を編み出している点です。そしてそれを行うためにちょっとした投資を積み重ねて行くことを著者は提案しています。今は便利家電増えてますが、これを積み重ねるて行くことで生活を豊かで便利にして行くことがまず大切ですね。
また、決断してても行動に動かせない場合、よくありますよね。やらなきゃいけないとわかっているのに、動けない。意志力の問題だと簡単に割り切れないもどかしさ。でもその行動に移れない要因を一つ一つ分析して、取り除いてあげる。これが大切なんですね。そうすると出来ることが増え、それが自信に繋がります。その自信が更に自分の行動力強化に繋がって行くのです。そうやってなんとか、人並みな生活を送れるように、一つ一つハックして行くことが大切なんだと思います。