希望格差社会

希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く

希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く

「人はパンのみにて生きるにはあらず」
有名な言葉ですが、実際は近代まで人間はパンを得ることが最大の目的でした。しかしパンが当たり前になった現代、社会問題として浮上してきているのが「希望」の格差問題ということです。今ある就労問題や少子化、未婚率の上昇など全てがこの希望格差が原因だというのが著者の主張です。実際やっかいな問題ですね。ただこれは政治が解決すべき問題なのか、疑問が残ります。個々人で希望を描けないのなら、そもそも持つべきではないでしょう。