2023-01-01から1年間の記事一覧

40歳で何者にもなれなかったぼくらはどう生きるか

40歳で何者にもなれなかったぼくらはどう生きるか - 中年以降のキャリア論 - (ワニブックスPLUS新書) 作者:河合 薫 ワニブックス Amazon 氷河期世代を生きた人々に向けた一冊です。世代ごとに憂鬱は異なるとは思いますが、社会人になってからというもの恵ま…

再興TheKAISHA

再興 THE KAISHA 日本のビジネス・リインベンション (日本経済新聞出版) 作者:ウリケ・シェーデ 日経BP Amazon 今時珍しい日本ウォッチャーによる経済書です。バブル崩壊と共に日本式会社経営なるものも興味を惹かれなくなり、全てが過去の遺物、見向きもさ…

糖質制限はやらなくていい

ケトン食の名医が教える 糖質制限はやらなくていい――エビデンスにもとづいた科学的に正しい食事 作者:萩原 圭祐 ダイヤモンド社 Amazon タイトルと内容が混同しがちなのですが、本書に書いてある「糖質制限はやらなくていい」というのは普通のダイエット的の…

データ分析の力 因果関係に迫る思考法

データ分析の力 因果関係に迫る思考法 (光文社新書) 作者:伊藤 公一朗 光文社 Amazon よくある間違えですが、因果関係と相関関係は異なるのです。相関関係があるからと言って、それが必ずしも因果関係があるとは限らないのです。本書ではまずそのことを明ら…

子育て365日

子育て365日――親の不安がスーッと消える言葉集 作者:親野 智可等 ダイヤモンド社 Amazon どちらかといえば未就学児を持った親への一冊でしょうか。うちの子たちももう小学校も高学年に入っているので、そういえばそうだったなと思いながら読んでいました…

誰もが嘘をついている

誰もが嘘をついている~ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性~ (光文社未来ライブラリー) 作者:セス・スティーヴンズ=ダヴィドウィッツ 光文社 Amazon ビッグデータ分析がどのように人の本質を洗い出すかについて焦点を当ててます。似たような本は以前…

習近平 政権の権力構造

習近平政権の権力構造 1人が14億人を統べる理由 作者:桃井 裕理,日本経済新聞社データビジュアルセンター 日経BP Amazon ちょっと読み応えありそうなので、手に取ったは良いものの読もうかどうか迷ってましたが、面白くてあっという間に読み終えてしまいま…

データ視覚化のデザイン

データ視覚化のデザイン 作者:永田 ゆかり SBクリエイティブ Amazon 最近BIツールを使って、データの視覚化に取り組んでいますが、なかなかこのデザインをどのように組み立てていくのが最善なのか難しいと感じています。今まではいろんなデータがあって、そ…

ほんとうの定年後

ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う (講談社現代新書) 作者:坂本貴志 講談社 Amazon 定年した方々のリアルがどのようになっているのかをまとめた一冊です。簡単に言えば多少賃金が低くても社会から必要とされるエッセンシャルワーカーとして働…

大義の末

大義の末 新装版 (角川文庫) 作者:城山 三郎 KADOKAWA Amazon 城山三郎氏の自伝的小説とも言われている一冊です。もしかしたら昭和10年代ぐらいの生まれの人はみんなこのような思考を持っているのかもしれないですね。国家や天皇を第一に考えるよう教え込ま…

JUST KEEP BUYING

JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則 作者:ニック・マジューリ ダイヤモンド社 Amazon 資産形成の法則を様々なデータをもとに検証した一冊です。結論とすれば「資金が出来たら買え」これに尽きるでしょう。まぁ確かにアメリカ…

レッド・ルーレット

私が陥った中国バブルの罠 レッド・ルーレット:中国の富・権力・腐敗・報復の内幕 作者:デズモンド・シャム 草思社 Amazon 2000年代中国の発展の波にうまく乗り、活躍した実業家の告白です。正直あまり期待しないで読み始めたのですが、本書の内容の赤裸々…

修養の思想

修養の思想 作者:西平 直 春秋社 Amazon 物心付いてよりずっと。「修養」というものに憧れてました。「自己成長」「向上心」とも云おうか。それは勉強というよりも心の成長を意味し、どのようにすればそこに至る道があるのか、漠然とした思いで探し続けてき…

BUILD

BUILD 真に価値あるものをつくる型破りなガイドブック 作者:トニー ファデル 早川書房 Amazon AppleでIpod,IPhoneを産み出し、そして独立してスマートホーム機器を開発するNest社を起業したものづくりをやりたいと思った人であれば知らない人はいないと…

大衆の狂気

大衆の狂気 ジェンダー・人種・アイデンティティ 作者:ダグラス・マレー 徳間書店 Amazon 気がついたら性別や人種差別は当然のこと、LGBTまで気を遣うのが当たり前の世の中になってました。企業でも多様性の大切さを必須研修として取り組むようになってます…

NUDGE 実践行動経済学

NUDGE 実践 行動経済学 完全版 作者:リチャード・セイラー,キャス・サンスティーン 日経BP Amazon 本書は完全版ということで、2008年の初版の改訂版となります。ただし著者の主張によるとかなり多くの部分を修正しているのでほぼ新作ということです。 ところ…

シンプルで合理的な人生設計

シンプルで合理的な人生設計 作者:橘 玲 ダイヤモンド社 Amazon もう何冊目となるのでしょうか。人生設計に関して毎年のように橘氏の本を読んでいます。でもお陰で毎年新しい気づきと振り返りを行うことが出来て、自分の人生を見直せるというものです。最近…

本当に欲しかったものは、もう

本当に欲しかったものは、もう Twitter文学アンソロジー 作者:麻布競馬場,霞が関バイオレット,かとう ゆうか,木爾 チレン,新庄 耕,外山 薫,豊洲銀行 網走支店,pho,窓際三等兵,山下 素童 集英社 Amazon まぁた性懲りもなく(旧)Twitter文学です。今回はアンソ…

お金のセンス

人生の正解をつくるお金のセンス ~17歳までに知っておきたい「使う」「貯める」「稼ぐ」「守る」「増やす」の考え方~ 作者:午堂 登紀雄 技術評論社 Amazon お金との付き合い方というのは当然学校では教えてくれないものです。個人個人が自分で勉強して培う…

限りある時間の使い方

限りある時間の使い方 作者:オリバー・バークマン かんき出版 Amazon 著者はもともとタイムマネージメントのTipsをブログなどで紹介するようなタイムマネージメントの達人とも言っていいような人でしたが、そんなことを色々やっているうちに気付いたそうです…

50歳からやってはいけないお金のこと

50歳からやってはいけないお金のこと (PHPビジネス新書) 作者:大江 英樹 PHP研究所 Amazon ダイアモンドオンラインで記事書かれていて、内容気になったので読んでみました。まだ40代ですが。ほとんど記事で読んでいたので特に目新しいことは書かれていなかっ…

半導体戦争

半導体戦争――世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防 作者:クリス・ミラー ダイヤモンド社 Amazon 半導体をめぐる各国の戦いです。80年代までの快進撃は影を潜ませ、日本の存在感は台湾韓国の後塵を拝していますが、それでも製造機器、原料の分野ではな…

バカと無知

バカと無知―人間、この不都合な生きもの―(新潮新書) 言ってはいけない 作者:橘玲 新潮社 Amazon 橘氏の著作は主に人生の生き方的な解説と本書のような社会科学、特に心理学をベースにしたものの2つがあるように思います。 本書もまた煽るようなタイトルで…

どくとるマンボー航海記

どくとるマンボウ航海記 (角川文庫) 作者:北 杜夫 KADOKAWA Amazon 昔から題名だけは知っていて、推薦図書なんかにも挙げられていたと記憶していますが、結局読まずにいて、ふと何かの折に再び見かけて読んでみようと思い、読んでみました。 寡聞にして、北…

脱マウス最速仕事術

脱マウス最速仕事術――年間120時間の時短を実現した50のテクニック 作者:森新 ダイヤモンド社 Amazon マウス使わずにキーボードだけでチャチャチャっと作業していくのって憧れますよね。多分自分のキーボードレベルは初級なので、なんとかレベルアップを…

百年の孤独

百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez) 作者:ガルシア=マルケス,ガブリエル 新潮社 Amazon 書名に惹かれてずっと気になっていたのですが、ちょっと意を決して読んでみました。と言っても軽く読める分量ではなく、かなりのボリューム。油断してると胃もたれ…

東大金融研究会のお金超講義

東大金融研究会のお金超講義――超一流の投資のプロが東大生に教えている「お金の教養と人生戦略」 作者:伊藤 潤一 ダイヤモンド社 Amazon なんか自分にはイマイチな一冊でした。お金超講義とありますが、なんだか著者の人生哲学ばかり書かれていて、肝心のお…

この部屋から東京タワーは永遠に見えない

この部屋から東京タワーは永遠に見えない (集英社単行本) 作者:麻布競馬場 集英社 Amazon 普段あまりTwitterは見てないのですが、本書の存在は気になってました。筆者のことよく知らなかったですが、30代の初めなんですね。まだ若いのにこんな斜に構えた文章…

「空腹」こそ最強のクスリ

「空腹」こそ最強のクスリ 作者:青木 厚 アスコム Amazon 最近「オートファジーダイエット」というものに興味を持って取り組んでいます。と言っても何か特別なことをするわけではなく、単に1日16時間断食するという、とても単純なダイエットです。Webなどで…

母の待つ里

母の待つ里 作者:浅田次郎 新潮社 Amazon 久しぶりの浅田次郎氏の本です。いやぁ読んで良かった。なんというか今の時代にぴったりあったサービス設定です。東京集中が続いてもはや故郷と言えるものがない人も多いのではないでしょうか。それにも拘わらず日本…