お金のセンス

 

お金との付き合い方というのは当然学校では教えてくれないものです。個人個人が自分で勉強して培うしかありません。しかも正解というものは見つけるのがなかなかに難しい。しかし、センスのある人というのはいるのです。その基本的なスタンスを教えてくれるのが本書となります。

 

社会人になるとわかりますが、お金をどう手に入れて生活を回していくかというのが重要なポイントとなります。お金は様々な誘惑の根本に位置しますし、逆に生きていく上で様々な助けにもなります。単純に貯めていくだけでも人生は豊かになりませんし、使い過ぎも困り、借金で首が回らなくなるのは以ての外です。効率的に使い、無駄遣いを省き、稼ぎを増やし、徐々に資産を増やしていく。多分とても単純なのですが、実体験としてわかりづらいかもしれません。私も40後半になってなんとか一服付ける状況にまでたどり着くことが出来ました。きちんと考えて生きてこなければこの状態にたどり着くことも出来なかったかもしれません。

 

本書はそれぞれのイシューについて対話形式で描かれています。今の若い人にヒットする描き方かはわからないですが、それでも著者がお金との接し方について伝えたい思いは伝わってきます。子供達にお金との付き合い方を教えるのはなかなかに難しいことだと実感しているので。