ほんとうの定年後

 

定年した方々のリアルがどのようになっているのかをまとめた一冊です。簡単に言えば多少賃金が低くても社会から必要とされるエッセンシャルワーカーとして働いて生活費を稼ぎつつ、社会との良好な関係を保つというものです。巷で言われていたような年金2000万円問題だって、この働き方であればなんとか出来るでしょう。賃金の高低も、現役時代は重要なファクターでしたが、定年後はそれよりも気ままに社会から必要とされるような仕事をやることのほうが大事になってくるということです。なんとなくわかりますね。その年になれば教育費も終わってる頃で、住宅ローンも完済してるか先が見えているでしょう。そうするとガツガツとプレッシャーに押し潰されそうになってまで収集を確保する必要はないのですから。日本の年金制度について、積立不足が懸念されたりすることはありますが、実際に計算してみればほどほど十分もらえるという事に気付くはずです。むしろマスコミはこのような事実を紹介して、有意義な老後を十分生きられるということをもっと明らかにして欲しいところですね。それほど貯め込まなくて人生なんとかなるんです。