共働きのための「お金の教科書」

共働き夫婦のための「お金の教科書」 やらないと絶対ソンをする「貯め方」「使い方」のルール (講談社の実用BOOK)

共働き夫婦のために、気を付けた方がよいところをまとめています。特に力点を置いているのが、如何に貯蓄を残せるかという点です。共働きだと生活費に余裕が生まれるためか、それぞれが自由にお金を使ってしまい、貯蓄に目が向かないでいる夫婦が多いようです。そして、子供を作り、家を買うような段階となって何も手元にないことに気付くのです。ありがちなパターンですね。で、子供が生まれて保育園なんかに通うようになると余計貯蓄することなんか出来なくなるのです。結局貯蓄なんて習慣みたいなものなので、結婚したから貯蓄開始というわけではなく、社会人になったらそういう習慣を付けた方が良いと思うのですよ。入社したばかりで手取りが少なくても、月一万円とか。その積み重ねが年月を得ることに寄って大きな差になってくるのですから。

後は保険とか住宅買うときの話です。共働きは二人共所得があるのが強みですから、その強みを活かしたプランを立てれば良いのです。多額の生命保険を掛ける必要はないですし、住宅ローンもうまく分担して払えば良いのです。あと気をつけなければいけないのが出産時や育児休暇時の所得減のときの考慮です。意外と痛いものです。

いずれにせよ、家計や貯蓄というものは老後を迎えるまでの長期的な視野でものごとを判断する必要がありますね。そこが肝心なのです。