家を買って得する人、損する人

住宅を買う場合、賃貸派と購入派でよく意見が別れるというのは良く聞く話ですが、本書ではそれに対して金額的な観点からシミュレーションを行って条件によってどちらが良いのか示しています。いろんなパターンが記載されてはいるのですが、やっぱり住宅購入というのは個別に状況も様々となるのでなかなか普遍化して示すのは難しいですね。

結果として、この議論については情緒的な観点もあるのでやっぱりどちらが良いかは結論が付かないですね。しかし個人的な意見を言えば、どちらかを取るなら一生そのスタンスでいるべきだと思うのです。持ち家買うなら人生の早めに買って、無駄な賃貸料を払うべきではありません。そして本書でも書いてありますが、頭金は多めに調達することです。私の人生設計でも30歳までにそれなりの額を貯めておくことが社会人開始してからの目標でした。

全般的にはFP的な視点でメリデメが記載されていて、家を買ったことがあればだいたい知ってたりしますが、これから買おうと思っている人にとっては重宝すると思います。特に新婚とか若い人達が人生の方針決める上では良いのではないでしょうか。まぁやっぱり中古が良いですよね。