最高の生き方

 

 本書出版されてからすぐ読んだのですが、すっかり書評に書くの忘れてました。

 

人生働いていれば「何のために働いているのだろう?」とギモンを持つことはしょっちゅうですが、それが生活を行う上で最低限必要な賃金を得るためのものから、人生を賭けて行う生きがいにまで昇華するものまで理由は様々あります。ただ結局のところ人生の時間の大半を費やすのは仕事であり、その意味から「最高の仕事」=「最高の生き方」となるのだと思います。

 

ただやはり仕事をしていると、色々大変だったりして、本当に人生これで良いのだろうか?と悩むことは多々あります。その大変さのほとんどは人間関係だったりするのですが、その種別わけが第1章に描かれていて面白いです。あぁあれはあの人だなとか、頭に浮かぶことでしょう。

 

その後哲学、宗教、心理学などなどの第一人者との考察を元に様々検討がなされているのですが、本書の趣旨は第5章に集約されています。そして、それは「自分にとって大切な価値や意味が何であるかを考え、それに繋がる仕事をやる」という至極尤もな答えとなるわけです。まぁこれを雇用者側がやり出すとやりがい搾取に繋がるので結構危ういことではあると思うのですが。自分が納得する仕事と社会的に必要とされるニーズとの一致が重要ということなんですね。それを突き詰めながら生きていくのが人生なのでしょうか。まぁそれでも辛い時はあるのですけどね。