古民家の雑学53

 

古民家の雑学53

古民家の雑学53

 

 古民家鑑定士などの検定向きの内容を、一般的な人向けにリライトして再構成した一冊です。自分は検定向けの教科書をちょうど読んでいたので同じような内容が並んでいて復習にちょうど良かったです。

 

古民家とは?から始まり、屋根壁から内部の室礼、調度品や大工道具まで全般的に網羅した形で説明してます。個人的にはやはり古民家というのは、梁や柱などの構造体を明確に表した伝統工法が魅力的で、その豪快な構造物を元に改めて今風に再設計するのが面白そうだと感じています。そのためには昔ながらの古民家のメリットデメリットを抑えておき、現代の住宅の基本ともなる在来工法の利点を還元する形で作り込めたら素敵だなと思う。

 

その為にも本書のようなまとまった資料が色々と学ぶには絶好の一冊だと思うのです。