新米建築士の教科書

大学で建築を学びましたが、勉強になったのは想像する力で、実務的には全くもって素人と変わりなかったりします。教えてくれる先生方は実務よりも自由に発想する力を育む方を優先してくれたんだと思うのですが、なんとも勿体無いことこの上ないですね。

そして、今は全く違う業界にいますが、正直あのまま卒業して就職した人達はどうやって知識と経験を育んでいったのだろうか、自分だったら上手く成長出来たのだろうかと考えたりもします。

本書はそんな新米建築士に向けた一冊で、初めの一歩をどのように踏み出せば良いか、何に気を付けて経験値を積み上げていけば良いかといった点について、とても要点良くまとめています。多分大学生からこの辺りを気にして知識を身に付けていくというのも良いかもしれません。チェックリストなども多数網羅していて読みやすいので新米クンに限らず、家を建てたいと思っている人は読んでみてイメージしてみるもの良いかもしれません。