- 作者: 橘玲
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/03/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ただ本書は今までにないメッセージがいくつか書かれています。まず第一は国家破産は一晩にてなるものではないということです。順々に悪化していくものなので、その都度きちんと対応していけば良いという点。それから、今まで触れたことはなかったと思いますが一番有効な資産保有手段として普通預金を奨めているということです。あとがきでも触れていますが、FXやデリバティブを駆使した資産運用を昔から展開してきた方とは思えない方向転換です。
後は国債/日本株ベアファンドが登場した点でしょうか。これはなかなかのギャンブルですね。余裕資金があれば良いでしょうけど、まだまだ手を出す気にはなれないですね。まぁ外貨預金ぐらいがちょうど良いですかね。それにしても「国家破産」来るのでしょうか。最近は経常収支も赤字が続いてきてますし、日本の構造自体が変わりつつあるということなのでしょう。次の転換点はどんなものになるか、やはり消費税増税後の景気の行く末は一つのポイントだと感じます。