アジア金融システムの経済学

アジア金融システムの経済学

アジア金融システムの経済学

日本と、アジアの将来にとって将来的にどうあるべきかという理念をもとにEUを参考にしながら通貨統合などの道を探ってゆきます。そしてそれが如何に現在想定される選択肢の中で最適なものであるかを力説しております。

更にこの通貨統合への道についても、段階的に行えるような様々なステップを提示しています。きっと著者は右脳が発達した方なのでしょうね。とても直感的かつ戦略的で優れて明快です。でも、日本の金融関係に多い左脳の方々には理解しずらいかもしれませんね。

これだけ現実と飛躍があると、必ず拒否反応を起こす方々がいるものです。だからこそ日本は改革を起こしずらいのでしょう。その中で、少しずつでも変化を起こそうと著者は努力されてますが、世界の動きがそれ以上で手遅れにならなければ良いのですが・・・