ラグビー大魂

ラグビー大魂(DAI HEART)

ラグビー大魂(DAI HEART)

ラグビー

高校の時にやってました。なんなんでしょうね。あのスポーツは。野球をやっている人達みたいな爽やかさはなく、サッカーをやってる人達みたいなカッコ良さもなくただ泥臭く、汗臭く、熱い。そして妙な一体感があります。

この本の著者も例外なく、熱い。なんでなんだろうって思うほど。文章までが筋肉質。削ぎ落とした、無駄のない魂の塊のような言葉が連なっています。

ラグビー特有の連帯と友情。辛くて、痛くて、献身と自己表現を試されて。そんな共通の感覚と誇り。

本書の一節です。なるほどそうだったよなって思いました。気力の限界の走り。勇気を振り絞ったタックル。そんな諸々をやってきた人達は共有しているわけです。そしてそれを認め合う。正に戦友。やっていてよかったです。そんな思いにさせる一冊。