借金を返すと儲かるのか？

借金を返すと儲かるのか?

会計を分かりやすく伝えるために多くの本が出版されてますが、この本もそんな一冊です。本書では会計をパズルとブロックで表現してみよう！って考え方のもとに書かれてます。

会計の細かい規則は置いておいて、概念的なつかみ方を優先すれば本書はとても優れていると感じました。会計を勉強してだいぶ詳しくなってきたつもりですが、本書を読んでもなるほどなぁって感心するところも結構多かったです。

タイトルにもなっている借金を返すと儲かるのか？ってところですが、これは会計（簿記）・会計（経営）・財務（ファイナンス）の３つのレイヤーごとに考え方が異なり、答えも変わってくるわけです。その辺までわかることが出来れば、基本的な会計の知識は十分なのだと感じました。

人生にファイナンスの知識の重要性が増してる中で、このような本を取っ掛かりとしていくにはとてもよい本だと思います。