言葉で戦う技術

言葉でたたかう技術

言葉でたたかう技術

著者は戦前の日本で古き良き教養教育を受け(たぶん良家の生まれなのでしょう)、戦後はアメリカで合理的な学問体系を身に付けていて、本を読んでいるとその知性の豊かさがひしひしと伝わってきます。

本書で一番伝えたい事は”日本(人)は国際社会で言うべきことをちゃんと言おう!”ってことなんですね。文化の違いは同じ現象に対しても異なる見解を引き起こします。それに対してどういう認識でいるか、どういう意味合いをもつか、もっときちんと伝え、説明していかなくては誤解され続けるということなんですね。きちっとわかりあえるまで説明して、自分の意見を主張しなければならないということなんです。そこを本当に何度も強調しています。

英語の上手下手ではないんですね。確かに英語で押しまくられるとなかなか言い出しづらいんですけどね。それは慣れとかもあるのかなぁ。