金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか

金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか (光文社新書)

金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか (光文社新書)

普通の人に広く読んでもらいたい本です。分量は多いですが、大切な資産を運用するのであればこれくらいは勉強しておいて欲しいものです。

仕事上、債券からオプション、スワップ金融商品と思われるものの仕組みはおよそ理解していますが個人向けに販売されている商品に付いては「?」が多いように感じてました。でもなんとなくアヤシイなぁと感じていただけで詳しく解明したことはなかったのでこうやって詳細に説明されてとっても納得です。

行き先の見えない不安定な時代の中で個人が最先端の金融技術の恩恵を得られるために何が出来るのか、ということを知りたかったのが今の仕事を選んだ動機の1つなのですが、現状を見るとそういった技術は単に消費者を騙すためにしか機能してなさそうでとても残念です。多少なりとも真面目に親切な銀行や証券会社の例も載っている所が救いですね。