SEは今夜も眠れない

SEは今夜も眠れない

SEは今夜も眠れない

「現役SE、SE志望者に読んでもらいたい一冊」と書いてありましたが、現役SEは苦笑してくれますが、SE志望者は果たして自分の選択が正しいかどうか悩んでしまう一冊です。

最近の東証や銀行合併の際でもそうですがSEという仕事は上手くいって当然、失敗すれば木っ端微塵に叩かれるというマゾ的職業です。問題というものは後から振り返れば、誰でも気付きそうなものですが、前以て予測するのはなかなか困難なものなんです。

そうは言っても、この本はそんな辛さを軽快な物語調の軽さと共に吹っ飛ばしてくれてなかなか面白いです。きっとそれは、筆者がこのSEという仕事を重要な社会インフラを担っているという自負心と、コーディングの楽しさに惹かれて愛してるからなんでしょうね。