- 作者: 村上龍
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/06
- メディア: 文庫
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ってどこかで村上さんが書いてらっしゃいました。この言葉好きなんですよ。とっても。偶然でもなく、必然。全てが用意されたようにそこに流れ込むような。
この本に出会ったのも、偶然ではなく必然なような感じがしました。文学とか小説って感性の鋭い、10代や20代の初めに読むべきものだという気がしてましたがそれなりに人生の経験を通してから読んだほうがよいものもあるってこともあるんだなぁって思い直しました。
主人公はミドルホール、パー4のコースでのセカンドショットが好きだって言ってます。第1打を打ってからの第2打でどう撃つかが、一番面白いのだと。フェアウェイのど真ん中から撃てるときもあれば、とんでもないリカバリーショットを強いられるときもある。それは起承転結で言えば、「承」の部分に当たるんだと。
で、思い直してみると、人生20代って第1打にあたるんじゃないかなぁって気がしました。っていうことは、20代から30代に変わる今、そろそろセカンドショットを放とうかというポジションにいるわけです。そんな訳で、あらゆる流れがある必然へと向かって行くような流れを感じている今、自分の次のセカンドショットがどのようなものになるのか、とっても楽しみです。