Louis I.Kahn Houses

Louis I.Kahn Houses―ルイス・カーンの全住宅:1940‐1974

Louis I.Kahn Houses―ルイス・カーンの全住宅:1940‐1974

たまにはこんな本を。学生の時は建築を勉強していたので、今でもたまにこんな本を読みたくなります。この本は写真がとてもきれいだったので思わず買ってしまいました。置いておいてたまに眺めるだけでも価値がありますね。こういう本のあり方もいいもんです。

ルイス・カーンは好きな建築家の一人で特にソーク生物学研究所なんかは学生時代の課題の参考にもさせてもらいました。なんて言うんでしょうか、空間の緊張度というのかな、密度というのか、そういう雰囲気がとても好きです。スケールに対する絶妙な感覚も素敵です。

その中でも住宅を中心としてまとめてあるんですが、もう何十年も経っている建物なのに古さを全く感じさせません。アンティーク家具と同じようにきちんとメンテナンスを行いながら住んでいるらしいですね。そうやって年月を上手く引出しながら、オリジナルを損なわない努力と姿勢は建築家に対する尊敬と賞賛の気持ちから生まれてくるのでしょうね。素晴らしいことです。