ダ・ヴィンチ・コード

ダ・ヴィンチ・コード〈上〉

ダ・ヴィンチ・コード〈上〉

ダ・ヴィンチ・コード〈下〉

ダ・ヴィンチ・コード〈下〉

今頃ですが、読んでしまいました。この本のすごい所はやはり単なる推理小説の領域を飛び越えているところだと思います。しかもこれでもかと襲ってくる謎解きの数々に圧倒されつつも感心することしきりです。上下巻で600ページほどですがそんな分量をものともさせないほどのスピードで読み終えることが出来ます。しかも途中で間を置いて飽きさせることがありません。さすが、世界中でベストセラーになるだけのことはあります。

冒頭で述べている通り、この本で出てくる文書や秘密儀式に関する記述は全て事実に基づいているらしいです。これはすごいことですよね。あちらのキリスト教、特にカソリックの根本を揺るがすような衝撃的な事実を突きつけてくれます。これがこの本の、もう一つの興味深いところですね。

実は筆者がシオン修道会の会員だったりしたらまた面白い話なんですが、この話が事実にしろキリスト教社会の物語の奥深さに感心します。そんな訳で映画公開まであと少し、映画ではどのようにまとめられているか次はそちらが楽しみです。