やっぱり楽しいオーディオ生活

やっぱり楽しいオーディオ生活 (アスキー新書)

やっぱり楽しいオーディオ生活 (アスキー新書)

Webなどでオーディオ・ビジュアル全般の批評活動を行っている麻倉氏の書き下ろしの一冊です。批評家って稼業もピンからキリまでいろいろいるわけですが、氏は正に神の目と耳を持ったような存在です。音や画像に対する表現がハンパなものではありません。

で、この本はそんな氏が、特に定年退職を迎えるであろう同年代の方々を読者として想定して書かれています。っとは言え普通に僕ぐらいの年代の人が読んでも面白いわけです。特にAV機器の時代ごとの流行廃りは読み物として面白いし、仕様用途ごとのお勧め機器なんかはこれからセットで購入しようと考えている人にはうってつけなのであります。

電源やケーブルを変えただけでも音質が格段に良くなるという話や、5.1chのスピーカー配置でも出す音によってはスピーカーの向きを変えるだけで音が変わってくるという話などの小話もテンコ盛りです。

ん〜〜、でもこんな本読んじゃうと欲しくなっちゃうしな。でもAV機器ってこだわりだすと金額のケタが全く違ってきちゃうしな。そもそももう既にあるのにこれ以上買ってどうするんだ!?っていう根本的な問題もあるしな。いい音はやっぱりいいんだよね。感動的に良かったりするわけですよ。ホントにもう、物欲刺激されまくりの罪な一冊ですね。