- 作者: 瀬島龍三
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 1998/07
- メディア: ハードカバー
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で、本書なのですが。大東亜戦争がどのように始まったかといった経緯が書かれています。ですので、個々の作戦に関する論評は全くありません。しかも中国との戦争には触れていますが、ソ連とのノモンハン事件については全く触れていません。その他にも、若干陸軍に甘めな記述が目立ちますね。
でも、実際に戦争に携わった方の著書というのは結構貴重なんじゃないかなと思います。だいたいあの戦争の本を読むと、右か左か感情的な視点が多すぎて、冷静な結論が出てないと感じるんですよね。戦中生まれの人は左翼過ぎるし、戦後生まれの団塊の世代の人たちはアメリカ万歳なんですよ。だいたい。歴史を知るには、ありのままの事実と冷静なる分析が必要なわけなのですよ。