証券投資の思想革命

証券投資の思想革命―ウォール街を変えたノーベル賞経済学者たち

またこの手の本を読んでしまいました。結構知った話も多いのですが、面白いですね。たぶんなんで面白いかというと、これらの研究がもともと傍流で、初めは全く省みられてこなかったからなのかもしれません。

論理的追求を極めるにつれ、正しいものだと認められなかったものが次第に認められていく経緯は痛快です。それに実際の市場という、実証実験の場が存在してきたというのも理由でしょうか。そして未だに市場の効率性について、全くと言ってよいほど誰もわかってないのも面白いですね。

長じてIndexには勝てないというのが、論理的には正しいと出ているのにも拘わらずなのですよ。