モモ

モモ (岩波少年文庫(127))

モモ (岩波少年文庫(127))

昔、親に薦められたことがあります。その時はなんだか読む気になれなかったのですが。今、読んでみてその良さがわかります。灰色の男達、ひょっとしたら僕もいつの間にか契約を交わしていたのかも。

確かに、モモのように効率や無駄を気にしない、そんなゆるやかな時間が僕の周りに流れていたはずでした。本当にいつの頃からか、時間の有効活用、効率的な生き方、無駄のないスケジュールに囚われ逆に人生を失っているような気がします。

それが”大人になった証”とでもなるようにいつの間にか考えるようになってしまったんですね。でも、本当にそうなのかな?もう一度立ち止まって、周りの様々なものに耳を傾けてみるとよいのかなと思います。