無趣味のすすめ

無趣味のすすめ

無趣味のすすめ

一節、一説が短くさらっと読めてしまいますが、含蓄ある内容で、正に今の時代を生き抜く上で必要な格言集とでもいうような一冊です。

村上龍のスタンスってヒントはあげるけど後は自分で考えなって、人を突き放すような感じがするので、そういうのに敏感な人はちょっと傲慢な感じがしてしまうかもしれませんね。本質的な意味を考え、虚構で塗り固められたものに対しては「王様は裸だ」とたんたんと語る。複雑な現代社会に目を背けず、真実を見出そうという姿勢にとても共感を覚え、その視線が捕らえる先が何なのか、考えてみたくなります。