ゴーマニズム宣言SPECIAL天皇論

ゴーマニズム宣言SPECIAL天皇論

ゴーマニズム宣言SPECIAL天皇論

久しぶりに小林よしのり読みました。漫画ですけど、へたな本より内容にボリュームがあります。
自分の考え方として、基本的には右寄りなんだけども戦争論以来なぜか小林よりのりの漫画を読んでませんでした。とてもとても全うなこと書いてあると思うんですけどね。彼の言説が極論に思えてしまうところが、今の日本の悲しい現実なのかもしれません。

憲法にもある通り、「主権在民」とあります。そして多くの人はそれを元に天皇の存在を否定します。まずここが間違えなんですね。天皇は国民の象徴なのです。天皇に権限があるわけではない。これは戦後も戦前も実は同じなんです。神格化された時期もありましたが、権利権限を持っていた時期というのはないのです。

確か司馬遼太郎も書いていました。天皇の象徴という意味について。万世一系、神々から続く一族である天皇。そして、それに連なっていることを日本人は存在意義としてきたのです。藤橘源平もそもそもは天皇がルーツだからこそ意味があったのです。ルーツを奪われ根無し草になった今の日本。そんな日本でさえ、天皇陛下は慈愛の心で見守ってくれているのです。