シークレット

ザ・シークレット

ザ・シークレット

なんかアヤシげですねぇ。
真剣に、心の中から望めば全てが手に入るってことを延々と書いてあるのですが。宗教やっている人達はかなり本気に祈りを捧げているはずなんですけど、たぶん彼らの望みは叶えられていないと思うんですよ。

確かに望みを心に描くと、それを詳細に描く過程で必要な準備なりなんなりが明確になって、それをクリアしていく結果、望みどおりの姿を得られるということはあるでしょう。

しかし、全く何も因果関係のない奇跡のようなものが望みだけで本当に手に入るのであれば、そんな望みは古今東西多くの人達が本当に心の底から望んで来た訳で、それが必ずしも(というかほとんど)得られてくる筈もなかったことも明白なわけです。

この本は”信じる者は救われる”式の宗教的なところがあるので、信じる人は信じてみればよいかと思われます。こういう本を真に受けてすぐ”スバラシイ!!”なんって思っちゃう人は大好きなんでしょうね。ただ、日頃の心構えとして持っておいて悪くはないことも含まれているので読んでみてもよいかとは思いますが。ただ、内容が単調で繰り返しなのでちょっと飽きます。